【開発中の商品】MacBook Air (M2, 2022)用レザースリーブの開発が始まりました

MacBook Air (M2, 2022)の発売からしばらく経ちましたが、当店でも専用サイズの開発を進めています。
当ブログやツイッターでは従来型スリーブとの間の収納確認や専用モデル製作に関しての予告はしてきましたけれど、実際の開発情報についてはブログではまとめていませんでしたので、以下にお伝えします。

今回のMBA M2は、今までのモデルと比べて形が劇的に変わったものの、サイズ感はほぼほぼ変わっていなかったため、まずは現在販売中のレザースリーブに収納して収まり感を確認するところから始まりました。
結果、横幅方向についてはほとんど問題なく、縦方向のみが収納時に入り口とツライチになることが確認できたため(→リンク)、サイズにおいては微調整ですみそうだと判断し、縦横共に数ミリの修正を行いました。
合わせて、内側の素材をマイクロファイバーからピッグレザーに変更し、更にスリーブ前面の一段落としているカーブの形状の修正と、各コーナーのR(アール)の調整も行いました。
そして出来上がってきたのが以下の1stサンプルです。

MacBook Air M202022用レザースリーブ1stサンプル。サイズ確認用のためコバ塗りもしていない最小限の仕様。

横方向のサイズ感はちょうどよかったのですが、縦方向は少し伸ばしすぎてしまった感があります。
使い続けて革が馴染んできた時に、その余裕のある部分が大きいと、場合によっては折れ癖が付いてしまうことがあるのです。
ということで、もう少し減らす方向で修正を加えた2ndサンプルの製作を進めることにしました。

下の写真はその修正作業中に撮影したもの。(やらせあり)
一旦ベースとなるサンプルが出来上がれば、その後の修正には結構アナログ感満載な作業が待っていまして、実際にスリーブケースに実機を入れてギューギュー押し込んでみたり、その上で定規を当ててみたりと、スリーブもデバイスも活躍します。


縦横サイズの修正値とR形状についてのメモを貼り付け(こうしないと忘れちゃう)


実際にサイズを測って変更箇所に付箋をするなどして修正した後、今度はPC上で絵型データに変更を加えて、修正案が確定します。
次に確定した修正データを職人に送り、実際の試作作業が始まります。
恐らく次の2ndで決まると思いますので、次回アップデートを楽しみにお待ちくださいませ。

<リンク>
MacBook Air (M2, 2022)用レザースリーブについて(国立商店 ブログ MacBook Air M2, 2022用スリーブ開発関連記事一覧)
#国立商店MacBookAirM2用レザースリーブ (twitter MacBook Air M2, 2022用スリーブ関連ツイート)
職人が作るレザースリーブ MacBook Air 用(2018以降〜M1 2020)(国立商店 ストア 販売予定ページ)