【店長日記】GBペンケース開発時の話、ロゴ位置をなぜ右端から中央に移したのかという(あまり深くない)話

 

先日初回製作ロットが完成してきたばかりの新製品「GBペンケース」についての開発秘話です。

お気に入りの一本プラスアルファだけ、その日その時に使うものだけを収納するペンケース

こういうコンセプトで企画が始まったのですが、頭の中で描いた完成品のイメージは当然小さなサイズ感になるわけです。
16インチMacBook Pro用レザースリーブのように広大な一枚革が必要になるわけではなく、もしかしたらレザースリーブを切り出した後の革を利用できるのでは?そうなるとコストを大きく下げられるのでは?と考えまして、初期イメージでは左右2枚接ぎにして進めました。(↓下図)

 

GBペンケース 初期デザイン

 

これはこれで良いデザインだと思います。しかしせっかく高品質な革を使うのに、コスト最優先で(もちろん大切ですけれど)革を接ぐのは逆にもったいないのでは?となり一枚革になった経緯があります。
そんなこんなで出来上がってきた最初の試作品がこちら。(↓下図)
高級感を優先して一枚革で仕上げたのは正解でした。ブライドルレザーが引き立つ美しい佇まいになりました。

 

ロゴ位置…

 

そしてここで「んん?」となりました。
2枚接ぎを前提でデザインをしてロゴマークの位置も右端にしていたわけですが、一枚革にしたのにロゴ位置を指定するのを忘れちゃったのです💦
見慣れてしまえば悪くはないし、正直どこだっていいような気もしますけれどもね。もっといえばロゴマークはなくしてくれと言わr(略)
最初のブログでの紹介時にはAdobeのPhotoshopにお世話になりました(→リンク)。インスタではそのまま写ってます。(→リンク

その後の2ndサンプルで内側にゴムバンドをもう一つ追加したりステッチカラーを変えたりといくつかの修正を経て、正式版の販売開始となりました。

 

上:初回試作品
下:製品版

 

手前:初回試作品
奥:製品版

 

手前:初回試作品
奥:製品版

 

ご覧のようにしっかり傷が入ってしまいましたけれど、それもまた味わいとして見ることができるのが革製品の良いところです。
日常的にペンを使っている方はもちろん、そうでない方も、ぜひ手に取っていただけると嬉しいです。
皆様からのご注文をお待ちしています。

 

<リンク>
GBペンケース – 国立商店(ストアページ)
【14枚の写真で紹介】GBペンケース クラシックブラック(英国ブライドルレザー)モデル | 国立商店 公式BLOG
【開発中】シンプルでミニマルなレザーペンケース(1st) | 国立商店 公式BLOG