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TOKYO FIBER ’07 SENSEWARE

   

「TOKYO FIBER ’07 SENSEWARE」という展示会へ行ってきました。

日本の繊維は、産業資材として多方面で活躍を始めています。人工心臓や血管、飛行機のボディや風力発電のプロペラなどの中にもハイテク繊維が潜んでいます。
広範囲に展開し始めたこれらの繊維を、ファッションやプロダクツを横断する全く新しいものづくりの資源として、新鮮に見つめ直す試み、それがTOKYO FIBERです。


TOKYO FIBER ’07 SENSEWARE展示会場前

~というもの。日本だからこそできたこと・素材が一堂に集まった展示会です。
参加作家として名を連ねている方や企業も日本を代表するといっていい方々ばかり。
そんな方/企業が、最先端の生地素材を使って色々なものを製作し展示していました。
例えば、個人的に興味を惹いた素材に、超撥水素材の「Super Water Repellant Fiber」というものがありました。
ナノ・レベルの技術が使われている素材でして、蓮(ハス)の葉の上で水滴が転がるように、この素材の上で水滴が転がってしまうほどの撥水性があります。
これ、是非ともバッグにも使ってみたい素材でした。
例えばこの素材を使ってバッグを作れば、雨対策用としてたまに見かけるバッグに被せる防水カバーの必要性がなくなってしまいますよね。便利になりそうです。
他に、ストレッチ性があり着脱音が静かだという高品質ニットの面ファスナー(いわゆるベルクロ)や、ナイロン原糸・原綿工場生産工場で副次的に出る行程屑をリサイクル原料として使用し、省資源、気球温暖化防止にも配慮したナイロン素材など、興味深い素材ばかりでした。
この展示会を見終わり、素直に日本はすごいなと思いました。
今回のような次世代の素材が今正に沢山世に出てきています。
言ってみれば未来の素材です。
そんな未来の素材をうまく使うのが、僕たちのようなバッグ生産メーカーの役割になるわけです。
うまく言えないのですが、今回の展示会で最新の生地素材を見て、バッグ(あるいはモノ)を製作するという行為そのものを、もっと根っこから見つめ直してもいいのではないかなと感じました。
大げさに言えば、生地素材の選択によっては、地球環境までも考えることができるのです。
例えば、リサイクル原料を使えば、エネルギー消費やCO2の排出量を抑制することができますし、(今回の展示会にはありませんでしたが)トウモロコシなどが原料の生分解性素材で製品を作れば、最終的には水と二酸化炭素になり「地球に戻る」バッグだって可能です。
こういう視点で生み出される製品こそがいい製品であり、未来の製品なのではないかなと。
近視眼的にバッグのデザインや機能性だけを追求することなく、“モノを生み出す”ということの意味をより深く考えられたらステキだなと思いました。
以上、店長遠藤のゴールデンウィークの谷間のひとりごとでした。(笑)
<リンク>
TOKYO FIBER ’07 SENSEWARE

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