【開発中の製品】Galaxy Foldのためのレザーケースを考えてみた。(その2)

Apple、Googleが作るデバイスと並び、今地球で最も進んでいるモバイルデバイスの一台だと個人的に思っているGalaxy Foldが到着しました。
振り返れば過去、ガラケーや写メールの登場、旧来の操作方法とはまるで違うタッチスクリーンによる操作という強烈なインパクトで一瞬にしてユーザーを虜にしたiPhoneの登場とその後のAndroidデバイスの台頭など、時代を変えるほどの技術革新やトレンドがありましたよね。
iPhone/スマートフォンが登場しておよそ10年が経過し、世の中ではここで一区切りとよく言われています。
Galaxy Fold(フォルダブルデバイス)が次の10年を引っ張るデバイス・トレンドとなるのかどうか、ずっと流れの中に身を置いてきた身として、そしてまた各種デバイスのためのケースを製作し続ける立場の当店としては、実際に使って様々なことを見極める必要があるわけです。
だから、どんなに高額でも、たとえ個人的には不要と思っても、どうしても買わなければいけなかったのです!

……と、我がヨメを前にして力説したわけです。
その後に漂ったシラッとした空気をお察しください。

さてこのGalaxy Fold、思っていた以上に安心感のあるデバイスでした。もっと気になるかと思っていたメインディスプレイの折り筋や、ガラスではないディスプレイ装材に対する抵抗感(身構え感?)も程なくなくなりました。
デバイスの厚みも重さも、まあこれなら我慢しようかと諦めのつくレベルです。
どこかのテック系サイトで読んだ、いい意味で普通のデバイスというのにも納得です。
(ヨメには言えない)登場を待ち焦がれたデバイスですので、しばらくメインデバイスとして使ってみようかと思っています。

そんなGalaxy Foldのためののり巻きカバー(ボディスーツ)の設計が次の段階に進みました。
今までPC上で描いていた設計図を実際に紙にプリントして、只今実機に合わせながら修正作業を行っています。
折りたたまれた時とタブレットになった時のサイズ差を見てケースの横幅を調整したり、メインカメラ部分のくり貫き位置を決めたりという実機がないと進めにくい部分ですね。
そういったサイズや仕様が決まり次第、更に次の段階では実際にレザーで試作を開始します。
表と内側で使う革を貼り合わせた時の厚みやバランスを見たり、間に挟む芯材の選定や位置決めをしたり、Galaxy Foldをゲルパッドで固定するための最良の材料や方法を見つけます。
何度か試作の必要があると思いますが、うまく「ハマれ」ば、製品化決定となります。
11月中には決めたいですね。
次回、その3を楽しみにお待ちくださいませ。

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