【店長日記】革職人と打ち合わせをしてきた話

久しぶりの店長日記、職人さんの工房へ行き色々と企画会議をしてきた話です。
つい先日、国立商店のレザーアイテムの大部分を製作してもらっている革職人さんの工房へ行き、こんなの製品化できるかな?を打ち合わせしてきました。
その際議題にあがった商品のうちの一部を以下にご案内します。

 

手帳型フラップカバーケース iPhone 15シリーズ対応
その昔、iPhone が7や7 Plusだった頃に「手帳型フラップカバーケース(ブログ)」という名称でラインナップしていました。レザーパーツは日本国内の今とは別の工房で製作してもらい、iPhone を固定するためのケースに、パワーサポート社製エアージャケットを組み合わせていました。2017年だったのでもう6年前になるのですねえ。
今回その手帳型フラップカバーケースをフルモデルチェンジして、最新のiPhone 15シリーズに対応できるかどうか、またその際のiPhone の固定方法としてMagSafeを利用できないかなと考えています。
MagSafe対応のケースなら装着したまま使えるし、素の状態のiPhone ももちろんそのまま固定が可能です。
ただ、MagSafe対応マグネットリングだけでどの程度固定した状態を維持できるか、ちょっと怖いなと思っています。iPhone の持ち方、しまい方は個人差が大きいですしね。

2017年当時の手帳型フラップカバーケース(中央)、Gemini PDA/Cosmo Communicator時代ののり巻きケース(右)、そしてMagSafe対応マグネットリング(上)とiPhone 15 Pro Max用背面ケース(左上・店長私物)

 

Apple Watch用ブライドルレザーバンド
職人さんとの打ち合わせで常々話題になっていた商品です。いつか実現させたいねと話していたものがついに具現化されました。
革はブライドルレザーを考えています。当店でラインナップ中のレザースリーブと同じく、ブリティッシュグリーンやネイビー、クラシックブラックをラインナップできるのではないかと思います。
…と書きつつ、写真のサンプルはブライドルではなくフランスのボックスカーフ製です笑。でもこれはこれでありですね。雰囲気良く仕上がっています。
耐久性などをこれから検証します。

 

職人が作るレザースリーブ iPhone15 Pro/ProMax用 ジャストフィットモデル
背面ケースを装着しない素の状態のiPhone 15 Proまたは15 Pro Maxだけを収納するタイトなレザースリーブです。最近ユーザーさんからいただくことが多くなってきたお問い合わせ&リクエストです。
数年前までは「ジャストフィットモデル」としてラインナップしていたのですが、背面ケースを装着したまま収納できる「ルーズフィット」の需要が圧倒的だったこともあり、ジャストフィットモデルをなくしてしまった経緯があります。
計算上、15 Pro/ProMaxだけを収納できるギリギリなサイズ感で、おそらく革が馴染むまではかなり使いづらいことが予想されます。14 Pro/ProMaxシリーズも収納できたらいいなという、うっすらとした希望は抱いているのですが、さて😗
革の硬さ、厚みなどのバランスを考えつつ、まずはブライドルレザーで試作予定です。

背面ケースを使わない素の状態のiPhone 15 Pro/Pro Maxだけを収納できるジャストフィットモデル。製作途中のため糸も未処理の状態です。

 

他にもレザー x パラフィン帆布ポーチ(リンク)を全部レザーで作るバージョンや、文具系のラインナップをもう少し増やしたいという話もしてきましたよ。
ペンケースの別バージョンや、Kaweco スポーツのようなショートタイプの万年筆用の一本入れシースなどアイデアはつきないのですが。(どなたか資本投下してくださーい)

試作品は全てこれから評価します。製品化までこぎ着けるものがあるかどうか、ご期待くださいませ。
続きはブログや各snsでご案内予定です。