iPadのためのオイルドレザー×フェルト製スリーブケースの開発を始めましたよ〜。(2)

さて、先日より開発を始めたiPadのためのオイルドレザー×フェルト製スリーブケースですが、最初の試作品が仕上がってきましたので、順を追ってご紹介しますよ〜。
まずは1枚目の写真。
こちらは、職人の工房へ届いたフェルトとオイルドレザーを重ねてみたところです。
どんな雰囲気になるのかや、どの位の厚みが出るのか、実際に目で確認しています。
フェルトが肉厚で結構な弾力がありまして、これだとiPadを優しく保護できそうです。
カラーバランスも、国立商店では試したことのない組み合わせです。

2枚目。
iPadの上に重ねてみたところ。
既にこの時点でデザインは決まっているので、オイルドレザー1枚から何個分が取れるかや、実際の縫製方法について等確認しました。
ところでこのiPad、少しテカっているのが分かりますか?
実は背面にクリアケースを装着しています。
私遠藤も含めて、沢山のユーザーがケースを装着しているであろうことを考え、今回のスリーブケースも装着を前提でサイズ出しを行っています。
とはいえ、装着せずに「裸」のままで収納しても大丈夫なサイズにしますので、ケースも必然的に薄いサイズ限定になってきますね。

そして3枚目。
ザクザクと切り出して縫い上げたケースです。
細かなデザインはとりあえず脇に置いて、まずはサイズの確認や果たしてこの形状で大丈夫かなど、実際に確認しています。
1.9mm厚のオイルドレザー+2.2mm厚のフェルトという肉厚ケースになりまして、包まれているという安心感が大きいです。
肉厚とはいえ、iPad自体が薄いので全体の厚みは気になりません。
あとはiPadの形状に合わせてオイルドレザーが馴染んで(伸びて)くると更にフィット感が高まりますね。
ただし、フェルトの素材の特性上、ゴム素材等の滑らない素材で出来ているケースの収納は難しそうです。
下に見えているのはiPhoneのためのケースです。実はこちらも同時進行でサイズ出しをしています。

最後の写真。
プロトタイプ完成図です。今回、横型と縦型の2タイプを作ってみました。
プロトタイプのため角がカクカクしていますが、実際にはゆるいカーブを描き、更に入り口も中央部を少し落としたデザインになります。
カラーバランスの派手さとは裏腹に、スタイルはとてもあっさりしていますね。
「オッサン(=遠藤)が外で使っても恥ずかしくないケースを」ということで作っていますので、全体的に落ち着いた雰囲気にまとまっています。アラフォー(and up)の方お楽しみに。

今後、縦型横型のどちらを採用するかを決める予定です。
その後、オイルドレザーとフェルトを綺麗に抜き出すための刃型を作成し、その刃型で抜き出して作る最終サンプルで完成となります。
お盆以降に作業が進む予定です。
どうぞお楽しみに。

<リンク>
iPadのためのオイルドレザー×フェルト製スリーブケースの開発を始めましたよ〜。 | 国立商店BLOG

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Posted by 店長