Psionの進化形デバイスGemini PDAの専用ケースを作るプロジェクト。その7

その7更新します。
革巻きボディースーツ 仕様決定編です。

前回のサンプルからあまり間を開けずに新しいモデルが仕上がってきました。
今回は、以前まで使っていたコシがあるブラックヌメを取りやめ、まったく新しい柔らかなレザーに変更しました。

前回のモデルからの変更点はざっと以下:
・革の変更
・裏面にピッグスエード貼り合わせ
・カブセ(フタ部分)の中に薄い芯材を貼り合わせ
・コバ塗り

柔らかな革にしたことで、表の革だけではクタクタになりすぎてしまうため、ブライドルレザーモデル同様に裏にピッグスエードを貼り合わせました。(なおブライドルは高級感を出す意味合いで採用したため、今回とは採用理由が違います。)
また、同様の理由からカブセ部分に0.6mm厚の芯材を入れました。その際、単純に入れると革に段差がつく(あたりが出る)ため、芯材の外周を薄くすきました。
一枚革ではなく革を貼り合わせた仕様にしたため、革の断面にコバ塗り処理をして見た目をきれいにしました。
ピッグスエードは暫定です。ピッグ採用はほぼ決定ですが、スエードにするかつるっとした側を使うかはゲル(ジェル)パッド固定用シートとの相性次第となります。

薄く柔らかな革にしたことで見えない部分も含めて結構手がかかっておりますが、そのあたり分かりづらいのがちょっとツラいところです。(笑)
しかし変更は大正解でした。
しなやかな革になったことで、スクリーンを開いた時に革が抵抗なくすっとスクリーンに寄り添って開いてくれるようになりました。
本物の革の手触りも気持ちよく、見た目上も高級感があり、常時付けておくことで傷からの防護にも有効だと思います。

仕様はこれで(仮)決定となります。
これより革、カラーの選定や刃型の作成に進みます。
今後の予定としまして、6月中に発売を開始し、6月末から7月の早いうちに完成させることができたらと考えています。(…が、刃型やその他資材の状況、工房のスケジュールなど諸々の要因によって変わりますので、あくまでも目安です。)
発売開始を楽しみにお待ちくださいませ!

<リンク>
Gemini PDAのためのレザースーツ(のり巻きカバー)(国立商店 ストアページ)
正直どの位の方にご希望いただけるのかが分からずにおります。ご興味を持ってくださった方は、是非とも「メールの登録」をお願いします。発売開始の際に一度だけご案内いたします。

 

一見すると手帳型のスマホケースにもアナログな革の手帳カバーにも見えるオーソドックスなスタイル。
革は原皮・鞣し・フィニッシュすべて日本で行った純国産。ついでにいえば、ゲル(ジェル)パッドも国産。作る場所も東京で職人も日本人です。
表裏ともに一巻きで包み込む一枚革です。
コネクター類も装着したまま使えます。
パームレストも装備。(カブセ部分)
革の固いブライドルレザーモデルや、カメラモジュールを追加搭載している方は、スクリーン側のゲル(ジェル)パッドは付けないで運用すると使い勝手がいいです。
スクリーン側に付けるゲル(ジェル)パッドは、ボディースーツ固定側・Gemini PDA固定側の両面とも何度でも貼ってはがせるタイプになる予定です。こちら側を貼り付けないで使う場合は、ゲル(ジェル)パッドを取り除いてください。
なおボディ底部のボディースーツ固定側ははがせないものを予定。(Gemini PDA側は何度でも貼ってはがせます。)


奥のブライドルレザーモデルはワインレッド。(写真加工)

<リンク>
Gemini PDAのためのレザースーツ(のり巻きカバー)(国立商店 ストアページ)
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